夫と離婚。結婚中の厚生年金を分割できる「年金分割制度」とは?(ファイナンシャルフィールド) - Yahoo!ニュース
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9コメント9件夫と離婚。結婚中の厚生年金を分割できる「年金分割制度」とは?
離婚した際に使える年金分割制度。制度の名前は聞いたことがあるけれど、具体的にどんなメリットがあるか分からない人は多いでしょう。 離婚時の年金分割制度を活用すれば、離婚後も配偶者の年金の一部を受け取れます。しかし利用には手続きが必要なので、手間がかかる可能性はあるでしょう。 この記事では、年金分割制度の詳しい内容とメリット、注意点を紹介します。さらに、手続きのポイントも解説するので離婚後の生活をより豊かなものにするためぜひチェックしてください。
離婚時の年金分割制度とは?
離婚時に使える年金分割制度とは、夫婦の双方、またはどちらかの請求により婚姻期間中の厚生年金を分けられる制度です。 たとえ夫しか働いていなかったとしても、夫の収入は妻のサポートにより維持されている部分もあります。その功績を考慮し、収入に関わらず年金を受け取るために年金分割制度が定められました。 分割の割合については、夫婦間で話し合うか、裁判手続きで決めましょう。年金分割制度を活用すれば、老後に厚生年金を受け取れます。 夫が収入の大半を占めていた場合でも利用できるため、離婚時は一度年金分割について話し合うべきでしょう。
年金分割制度を使うメリット
年金分割制度を使えば、老後受け取れる厚生年金を増やせます。そのため、夫より収入が少ない場合は、老後資金が増えるため年金分割制度のメリットは大きいでしょう。 年金分割制度がなければ、専業主婦の場合は老後に国民年金しか受け取れない可能性があります。しかし、年金分割制度があれば厚生年金を上乗せして受け取れるため、生活の安定につながるでしょう。
年金分割制度の注意点
自分の収入のほうが多い場合、将来受け取れる年金額は年金分割制度により減ってしまいます。妻が稼ぎの中心である場合は、年金分割の割合を慎重に検討しましょう。 また、年金分割制度を利用すれば、元の配偶者が将来受け取る年金は減ります。そのため、相手と大きなトラブルになる可能性もあるでしょう。 配分の割合は、当事者同士の話し合いだけでなく裁判によっても決められます。これを合意分割といいます。また、当事者同士の合意がなくても使える3号分割制度もあります。 3号分割が使えるのは、以下の条件をすべて満たす人です。 ●平成20年5月1日以後に離婚している、または事実婚関係を解消している●平成20年4月1日以後に、お二人の一方に国民年金の第3号被保険者期間がある●請求期限(離婚をした日の翌日から2年)を経過していない3号分割を使うと分割割合が50%に決定されるので、どちらがベストなのか考えて選択しましょう。 (出典:日本年金機構「離婚時の年金分割について」)
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