「『新しい企画』に囚われているから胃が痛くなる」 人気番組『逃走中』立案者が語る、 企画の「パターン」活用法
横串で部門を統括するという役目で得た「新たな学び」
小早川幸一郎氏(以下、小早川):ちょっと話をキャリアのところに戻して、(國友さんは)ヤフーで働かれてから、今度KDDIにいかれたんですよね。
國友尚氏(以下、國友):そうですね。KDDIは、全社CX責任者という立場で入らせてもらいました。CXってカスタマーエクスペリエンスの略なんですけれども、KDDIのインターネットの部門も、メディアも、コールセンターもauショップもそうなんですけど、「リアルにお客さまとつながる接点」を、すべて品質管理していく立場で入りました。
それこそ、テレビの世界であったりインターネットのヤフーの世界でそれなりの実績があったとしても、KDDIでは各部門の部門長を、横串で、横断的な活動を期待される立場だったので。共に仕事をする部門長の方々も全員10歳から15歳上の先輩方なんですよ。それを横断して統括するということで、またこれも違う「新しい学び」を得たというところはありますかね。
小早川:事前にいただいた視聴者の方からのご質問で、「自分1人で企画する場合と、チームで企画する場合との思考法での違いはありますか」という質問がありました。まさに横串ということは、チームで一体感を持ってやらないといけないと思うんです。高瀬さんにもお聞きしたいんですけど、なにか1人の企画とチームの企画の違いってありますかね。まず國友さんから。
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