人気ラーメン店とのコラボカップ麺はどう生まれる? エースコックの人に制作秘話を聞いてみた
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13コメント13件人気ラーメン店とのコラボカップ麺を80種以上も展開してきた『エースコック』 | 食楽web
1948年創業。即席麺・スープなどの製造と販売を行うメーカー『エースコック』。既存の即席麺におごらず、消費者のニーズに寄り添い、これまで容量「1.5倍」のカップ麺、「食べるスープ」、「低糖質めん」などの新ジャンルを打ち出してきたことで、多くの日本人にとって馴染み深いメーカーです。「エースコックのコラボカップ麺」の関連画像 ご存知の通り、人気ラーメン店とのコラボカップ麺も数多く展開することでもよく知られています。聞けば、これまでに製造・販売した人気ラーメン店とのコラボカップ麺はなんと80種類以上のことです。「あの店のラーメンをカップ麺にしたのか!」とその味の再現に驚く一方、人気ラーメン店の店主は、えてしてどこまでも味を追求する職人気質なことが多いもの。言い換えれば「クセが強い」とも思えるこういった店主たちと、どう対峙し、コラボカップ麺を実現しているのでしょうか? そこで今回は、『エースコック』の最新コラボカップ麺「一度は食べたい名店の味 我武者羅 背脂生姜醤油ラーメン」「一度は食べたい名店の味 ど・みそ 火祭り激辛みそらーめん」を試食レビューし、さらに『エースコック』担当者の方に話を聞きました!
カップ麺のコラボ化であっても、人気店主からのレシピ提供はいっさいナシ!
冒頭でも触れた通り、人気のラーメン店は、普通のラーメン店よりも何歩も抜きん出ているわけで、それだけ店主のこだわりや味の追求も多そうです。そう簡単に「コラボカップ麺、やりませんか?」と声をかけても首を縦に振りそうには思えません。まず、この点について聞いてみました。「おっしゃる通り、お店によってラーメンの特徴はもちろん、店主さまのこだわりも様々です。仮にコラボカップ麺化が前向きに進んだ場合でも、味の再現に関してレシピなどはいっさいいただけません。実際に開発担当者がお店に出向き、そのラーメンを食べて、味を記憶して開発をしていきます。ですので、店主さまが納得する味わいに仕上げていく作業は毎回とても苦労します。 こういった作業を経て、試作品を店主さまに試食していただき、改良点があればさらに改良するなどして、OKをいただけるまで何度でも繰り返します。これらを経て、やっとOKとなったところでコラボカップ麺が商品化され、そのラーメン店の『監修』と謳えることになります」(エースコック・担当者) 言い換えれば、相当な「味」への造詣に加え、それをカップ麺という特徴的な食材に落とし込むための知見がないと、コラボカップ麺は実現できない、ということでもありそうです。「お店で出されているラーメンと違い、カップ麺は『お湯を入れるだけで出来上がる』仕様ですので、お店と同じ材料を使えばできるというものではありません。そのため、お店のラーメンの特徴を際立たせ、その味をしっかりとカップ麺で表現できるよう心がけています。このことで、店主さまはもちろん、そのお店の常連さんでも納得してもらえるような、実際のラーメンの雰囲気・味わいを表現した商品を製造・販売してきました」(『エースコック』担当者)
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