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JiLL-Decoy association、カヴァー・アルバム『App standard』配信スタート

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JiLL-Decoy association、カヴァー・アルバム『App standard』配信スタート

JiLL-Decoy association、カヴァー・アルバム『App standard』配信スタート

 デビュー15周年を迎えたJiLL-Decoy associationが、12月15日(水)にカヴァー・アルバム『App standard』をデジタル・リリース。 シティ・ポップ・リバイバルの流れに端を発し、今また世界中で聴かれている松原みきの名曲「真夜中のドア~stay with me」のカヴァーを、2021年3月に配信リリースしたJiLL-Decoy association(通称: ジルデコ)。そのリリースをきっかけに、今回カヴァー・アルバムの配信リリースに至りました。 タイトルの「App standard」は、応用という意味のアプリケーションと、アップデート、そしてアダルト・ポップなど、いくつかのミーニングが込められた“App”。そして、スタンダードを組み合わせたものです。つまり、スタンダードの応用という意味が込められており、スタンダードな名曲達を“ジルデコ”流にカヴァーしたアルバムとなっています。収録曲は収録順に「プライマル」、「DOWNTOWN BOY」、「エイリアンズ」、「テレフォン・ナンバー feat.大橋純子」、「戻っておいで・私の時間」、「都会」、「春を告げる」、「Miracle Love」、「夏のクラクション」、「頬に夜の灯」。世界的にリスナーを増やしているシティ・ポップの名曲や、メンバーがカヴァーしてみたいと思った新旧様々な思い入れのある楽曲が10曲収録されます。 これまで、9月に稲垣潤一の「夏のクラクション」、10月にyamaの「春を告げる」、11月に大橋純子ご本人参加で話題の「テレフォン・ナンバー feat.大橋純子」を先行配信し、USENやShazamのチャートにその都度ランクインするなど、着実に注目を集めています。2021年6月に15周年を迎えた“ジルデコ”の、ジャズ / ポップス / ロックをベースにしたオリジナリティあふれる音楽性と応用力を是非堪能していただきたいところです。 また、12月20日(月)には2年ぶりの開催となる“ジルデコ”毎年恒例のクリスマス・ツアーの東京公演も控えています。こちらも併せてご確認ください。[JiLL-Decoy associationによる各曲解説]01. オリジナル・ラブ「プライマル」(1996年)中学生の頃、熱心に見ていたドラマの主題歌。曲から感じる、愛に対しての切なさと力強さという相反する深みを躍動感加えて表現しました。02. 松任谷由実「DOWNTOWN BOY」(1984年)ユーミンの数ある名曲の中でchihiRoがとっても大好きな曲でいつかやってみたいと思ってました。決して前向きとは言えない気持ちを爽やかに聴かせるスペシャリストですよね。歌詞はとっても切なくて、哀愁もあるものです。その一方で、題名からも感じるように私達にとって懐かしいワードと描写の宝庫のような楽曲で、そんな懐かしさを軽快な8ビートに載せました。03. キリンジ「エイリアンズ」(2000年)カヴァーし尽くされてる名曲をどうするか…この曲や歌詞の凄いところは、聴く人、演奏する人によってその背景や登場人物の捉え方が異なる所。さらに、それらの異なる解釈の中に何か共通した想いが存在します。そのような楽曲は私たちの好きなジャズサウンドの大好物で、拍子も自由に曲の内容に寄り添った形でジャズバラードに近いサウンドで演奏しました。04. 大橋純子「テレフォン・ナンバー」(1981年)初めはもう少し原曲に近いアレンジにしたのですが、大橋純子さんが「もっとジルデコっぽくしちゃって良いですよ」と言ってくださり転がるようなハッピーなスウィングになりました。ご本人のレコーディングに立ち会えたことが本当に幸せでした。どんなサウンドでも、変わらぬ大橋さんの歌声と包まれるような気持ち。現在は電話番号を覚える機会は殆どありませんが、昔好きな人の電話番号を覚えていた事は忘れられない大切な思い出です。05. 竹内まりや「戻っておいで・私の時間」(1978年)個人的な感想ですが、子育ても同時にしている自分は題名にとても共感しました。前向きに、そして力まずに、そして出来れば朗らかに自分の時間が戻ってくるような、そんな気持ち。こんな時世なので、ちょっと“朗らかさ”増しのラテンファンクアレンジで演奏しました。06. 大貫妙子「都会」(1977年)曲名の「都会」とは私たちが生まれる少し前の都会。未来への夢と同時に、少し退廃的な雰囲気を醸し出し、夜遊びしている大人たちに憧れて育った所があります。その後自分が生まれる前に流行った、ソウルやファンクミュージックを大人になってじっくり聴いた時、そのサウンドに同じ様な憧れを感じました。そんな都会への憧れをジルデコ的に組み合わせたサウンドです。07. yama「春を告げる」(2020年)唯一自分たちより若い世代の曲をカヴァーです。私達世代では考えられない程、巧みに構築されたオリジナル音源に感心しました。小回りの効かない世代なりに、私たち世代も勢いを!という気持ちで演奏しました。数十年前、ジャズとダンスミュージックをどうやって融合させるか、デジタルと生楽器の音をどう馴染ませるか、試行錯誤した過去を懐かしく思い返しながら、また今発信される音楽に未来を感じています。08. 牧瀬里穂「Miracle Love」(1991年)私たち世代の青春期にCM等で流れていたこの曲は耳馴染みがありつつ、この曲に在る喜怒哀楽を理解していませんでした。だだ、何がハッピーで何が奇跡なのかわからなかった青春時代を思い出し、胸がキュンとしました。カヴァーするにあたり、改めて聴きましたがこの楽曲の良さは言葉で理解するのは不可能である事が判明。ジルデコが得意とするジャズワルツで演奏しながら、この楽曲と対話していきました。素直な幸せだけに留まらないのが、この楽曲の魅力なのかもしれません。。。09. 稲垣潤一「夏のクラクション」(1983年)かすかに覚えている幼き頃の楽しそうな大人たち。あの空気を思い出させる素晴らしい楽曲。どんな時代でも、変わらぬ夏のロマンスがあるはずだと信じています。そんな甘酸っぱいロマンスが、いつの時代も繰り返されます様に。10. 吉田美奈子「頬に夜の灯」(1982年)オリジナルは、私が思う、ザ、シティポップサウンド。歌詞の一部を耳にしただけで、一人の人を想う温かさから遠方の人への想い、世界平和へ思いを馳せたくなるような規模感。そんな巡る想いが絶やされる事がありませんように。この大変だった年の瀬に、温かい気持ちになって欲しいです。

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最終更新:CDジャーナル

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