1歳になっても食べない息子、焦る母が訪ねた偏食外来:朝日新聞デジタル
【まとめて読む】患者を生きる・食べる「偏食」
横浜市在住の青木京太郎君(1)はスプーンを嫌がって離乳食を食べようとしません。母の綾奈さん(31)は、母乳しか飲まない息子と、再開した仕事の板挟みになりました。果たして京太郎君はごはんを食べられるようになるでしょうか。多くの親たちが悩む「子どもの偏食」について、取り上げます。
生後5カ月、近づくスプーンにのけぞる
今年1月、横浜市の会社員青木綾奈(あやな)さん(31)は自宅で友人と、子どもの離乳食の話になった。友人の生後4カ月の娘は、スプーンを見るとよだれが出るという。
「もうそんなに欲しがるんだ。うちはどうかな」。当時4カ月だった長男京太郎(けいたろう)君(1)にスプーンだけを近づけてみた。「む」と顔を背けられた。「個人差もあるし、ゆっくりやればいいよね」
約1カ月後、5カ月と19日目に離乳食を始めた。難しさは想像以上だった。何度やっても口は開けようとせず、スプーンを近づけると体を反り返らせて嫌がった。
「スプーンを嫌がるのは自分がトラウマを植え付けてしまったのかもしれない」と悩んだ。食卓の雰囲気を変えようと、いすも食器も新しくした。
拡大する離乳食を始めた日の京太郎君。スプーンを近づけると反り返って嫌がった=2018年2月3日、横浜市の自宅、青木さん提供
地域の保健師や栄養士にも相談して時間を置いて再挑戦したが、京太郎君は食べない。離乳食を1日1食から2食にする目安の生後7、8カ月になっても、1日3回食べる子もいる9カ月になっても、口を真一文字に結んでスプーンを拒み続けた。フードコートでは、京太郎君よりももっと小さな子が親と食事する様子が目に入り、つらかった。
気にするのはやめようと思いつつ「生後○カ月 食べない」とネットで検索した。食べられる物が極めて限られたり、母乳しか飲まなかったりする偏食は、栄養失調につながることもある。発達障害や自閉症の子は偏食を伴うことが少なくない……、そんな情報が目に入った。「うちの子ももしそうなら、ちゃんと対応しないといけない」と焦った。
小児科を受診しても、有名な母乳外来でも、どうすればいいのかわからなかった。8月に仕事を再開する予定でゆっくりもしていられなかった。「何も食べられないままだと、どうなるんだろう」
そんな中、神奈川県立こども医療センター(横浜市)に、年齢にふさわしい食事を食べたがらない、3歳未満の子どもを対象にした「偏食外来」があると知った。パンフレットに「スプーンでの食事を嫌がる子」とあり、受診を申し込んだ。京太郎君は生後11カ月。間もなく保育園に通うことになっていた。
1歳直前、偏食外来を受診
横浜市の会社員青木綾奈(あやな)さん(31)は、1歳直前になっても母乳しか飲まずに離乳食を食べない長男京太郎(けいたろう)君(1)が心配だった。自身の仕事復帰も迫り途方に暮れていた。神奈川県立こども医療センター(同市)の「偏食外来」を受診することにした。
初診の2日前、8月1日は保育園の慣らし保育の初日で、付き添って登園した。昼食の時間になり、子どもが慣れるため「お母さんからごはんをあげてください」と言われた。京太郎君は食べない。「これじゃ公開処刑だ」。早く終わって欲しかった。
初診は、夫公宏(きみひろ)さ…
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