ハイアール、炊飯や2段調理もできる高コスパの電気調理器「ホットデリ」 | マイナビニュース マイナビニュース マイナビ
ハイアールの無水×かきまぜ機構付き自動調理器「ホットデリ」
同社が一人暮らしの大学生・社会人に対して調査を行ったところ、週3回以上自炊すると答えた人が約7割、週5回以上と答えた人が約6弱という結果でした。
「自炊をしている人に悩みを聞くと、メニューのマンネリ化や片付けが面倒、献立を考えるのが面倒という意見がありました。一方、自炊をしないときの悩みとしては、外食やコンビニ弁当だとお金がかかる、ファストフードやインスタントは罪悪感があるという意見が出ました。こうした悩みを解決する調理機器としてホットデリを開発しました」(ハイアールジャパンセールス 商品企画部 原利光氏)
自動かきまぜ棒を搭載
シャープの「ホットクック」や、シロカやパナソニックの電気圧力鍋など、自動調理鍋は参入メーカーが増え、多くの製品から選べるようになっています。今回のホットデリは無水かきまぜ方式です。
「自動調理鍋には、大きく圧力鍋方式と無水かきまぜ方式があります。圧力鍋方式は、圧力をかけて高い温度で加熱することによって短時間でたくさんの量を調理できます。無水かきまぜ方式は、圧力をかけず、沸点は100℃付近。かきまぜることで、少ない調味料で味を染み渡らせることが得意です」(原氏)
ハイアールは中国の電機メーカーですが、中国では圧力鍋が主流ということで、今回のホットデリは日本向けに開発されました。「日本では圧力方式の製品が多く差別化が難しかった」ことや、「かきまぜ方式は少ない調味料でヘルシーに調理でき、健康志向の人にもオススメできる」といった理由で、今回の方式を採用したそうです。
ホットデリは、丸みのある内鍋によって食材が効率的に動き、さらに2本の攪拌(かくはん)アーム「まぜスティック」を内鍋底に対して垂直に位置させることで、しっかりとかきまぜる仕組み。メニューごとに適切なタイミングで食材を混ぜ、均一に味を行き渡らせます。
調理容量は1L。本体サイズは幅216×奥行き279×高さ210mm、重さ約3.1kg。レシピブックのほか、クックトレイ、攪拌アーム、おたま、計量カップ(約180ml)、しゃもじが付属します。
まぜスティックにはセンサー類がないため、まぜスティックを使う調理メニューで取り付けを忘れてスタートすると、そのまま調理が始まります。この点は注意が必要です。
ちなみにシャープのホットクックは、「まぜ技ユニット(かきまぜるアーム)」が食材に当たる抵抗や重さから食材の量と火の通りを検知して、適切な混ぜ具合で調理を進めます。ホットデリのまぜスティックはそうした検知機能は搭載せず、メニューごとに混ぜるタイミングと加熱タイミングをプログラムしています。そのぶん、コストを抑えることができたわけです。
ホットデリは90種類の自動メニューを搭載していますが、できあがりによっては「もう少し加熱したい」「もう少し早めに止めたい」と、好みに調節したくなります。調理の途中で止めても、追加で加熱しても大丈夫です。
「ホットデリは圧力をかけていないため、調理の途中でもフタを開けられるので、途中で止めてしまっても大丈夫。加熱が足りない場合は、自動メニュー終了後、温度と時間を設定して追加加熱が可能です」(原氏)
メニューは付属のレシピブックのほか、専用のスマートフォンサイトでも確認できます。本体の天面操作部や取扱説明書にあるQRコードを使えば、アクセスも簡単です。
スマホサイトでは取扱説明書とレシピのほか、表示メニューはジャンル別・材料別に検索できて、順次メニューを更新する予定とのこと。サイト上で増えた自動メニューを本体にダウンロードするようなIoT機能は持ちませんが、サイト上の自動メニューと本体の自動メニュー「番号」が対応するようになっています。
メニューはスーパーで手に入る調味料や食材を使った物が中心です。さらに、高タンパク、低糖質、低脂質なメニューも用意。これは筋トレやダイエットをしている人にはうれしいもの。予約可能メニューは22メニュー。低温調理や蒸し調理にも対応します。内鍋はフッ素加工を施しているため、こびりつきにくい点も特徴です。
付属の「クックトレイ」を使うと、2段調理も可能です。「トレイには穴がないので、ご飯を炊きつつ汁物を作ることも可能。肉豆腐と枝豆みたいなおつまみも作れます」と原さん。ご飯を炊きながら、2段調理トレイではレトルトパック(250g程度)も温められるので、カレーや牛丼などが手軽に楽しめますね。クックトレイも食洗機で洗えます。
サラダチキンはしっとり、パスタも調理
体験会では、料理研究家の角田佳子さんによる調理実演も。作ったのは「たことマッシュルームのアヒージョ」「どっさりキャベツカレー」「ツナとねぎのペペロンチーノ」と盛りだくさん。試食のテーブルにはこの3品のほか、「サラダチキンタンドリー風」と「りんごのコンポート」ものぼりました。
どのメニューも材料と調味料を入れて、メニュー番号を選択するだけ。ボタンは天面にあるため、見やすく操作しやすいと感じました。
「たことマッシュルームのアヒージョ」は、ガスコンロで作ると油はねなどが気になりますが、ホットデリを使えば後片付けが楽です。食べてみると、たこがぷりっとした食感でおいしい~。
興味深かったのが「ツナとねぎのペペロンチーノ」。作り方は、パスタを半分に折って内鍋に入れたあと、野菜やツナ、水を入れます。たっぷりの水を使うので、スープパスタっぽくなるのかな? と思いましたが、ソースはちょうどいいとろみでした。個人的には少し柔らかすぎる仕上がりだったので、自分で作るときは自動メニューの途中で止めると思います。この辺は好みですね。
「どっさりキャベツカレー」はその名の通り、たっぷりのキャベツを入れて調理。こういう手軽に野菜を取れるメニューはうれしいですね。
なお、手動調理のカテゴリーには、煮る・煮詰める、煮込む、炒める、ゆでる・蒸す、温め直す、低温・発酵、パン・ケーキ、白米、炊き込み/玄米、そしてクリーン(お手入れ)が用意されています。
炊飯器として使えるため、一人暮らしにもぴったり
一人暮らしの場合、キッチンが狭くて置き場所がないという問題がありがち。ホットデリは炊飯器としても使えるため、狭いスペースでも安心です。ご飯を何食分かまとめて炊いて冷凍しておけば、食べるときのおかず作りにホットデリを使えます。
ホットデリの内鍋はフッ素加工でこびりつきにくいのもポイント。お手入れしやすいと「また使おう」と意欲がわきます。ガスやIHのレンジと違って、吹きこぼれたりしないのでキッチンが汚れないところもいいですよね。
「調理家電を買っても使いこなせないかも……」と迷っていた人にとっても、ホットデリなら炊飯器として使えばいいので「しまったまま家電」になりません。また、かきまぜ機能がついて24,000円前後という価格は、比較的手が出しやすいのではないでしょうか。「ほったらかし家電」の選択肢が広がりました。
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