「キラキラしている人を見ると落ち込む」そんな人に伝えたい"劣等感"との正しい付き合い方 「人の成功=自分の負け」という誤解
他人と自分を比べて劣等感に苛まれてしまうとき、どうすればいいか。動画クリエイターのライフハックアニメーション氏は「精神科医アルフレッド・アドラーは、劣等感を2つにわけた。比べるべき対象は、他人ではなく、理想の自分自身。そうすれば『健全な劣等感』を抱けるようになる」という——。
※本稿は、ライフハックアニメーション『天才はみんな「鈍感」さん ありのままの私を大切にした偉人の話』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。
写真=iStock.com/SimonSkafar※写真はイメージです全ての画像を見る(3枚)あらゆる悩みは人間関係に由来する
アドラーは、人間の心というのは意識と無意識の領域といったように簡単に分割できるものではなく、もっと総合的なものであると捉えていました。
「あらゆる悩みは人間関係に由来する」と断言するなど、私たちの日常的な心理に寄り添い提唱されるアドラーの考え方は現代社会が抱える問題に通じる部分が多く、より実践的に役立つ心理学として評価されています。
そんなアドラー心理学の考え方の一つに「課題の分離」というものがあります。
これは、他者の課題と自分の課題とを切り分け、他者の課題に自分から入り込まないこと、そして自分の課題には他者を入り込ませないようにするという考え方です。
「課題」という言葉が使われていますが、この言葉が意味する範囲は広く、「宿題をするかどうか」といった意思決定レベルのものから、「相手のことをどう思うか」といった人間関係レベルまで、その他にも広く当てはめて考えることができます。
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